イベント

題 「文化の破壊」に関するフォーラム

 【フォーラムの趣旨】

 「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が、2010年春に中近東で始まりました。独裁や圧政から解放され民主化の緒に就き始めた地域もあります。他方、さらに弾圧が強まり政府と反政府勢力の間で激しい衝突を繰り広げる地域もあります。避難民も増加の一途です。  これらの地域は主に西アジアです。アフガニスタンからトルコまで15か国、総人口約2億6千万人。従来、イスラム教徒、キリスト教徒、仏教徒、そしてユダヤ教徒等がお互いの文化を尊重し共存していた地域です。
 ここでの政治的混乱と武力衝突は人々の生活を破壊し、加えて、自然災害や環境汚染が重なり、この地域の生活と文化的な営みはその根底から脅かされています。中でも、昨今のイスラム過激派による世界遺産や博物館をターゲットにする破壊活動は、あたかも西欧的価値観への挑戦でもあるかのように自己顕示的ですらあります。
 2012年、私共はアジアの文化財や文化遺産を守るという目的をもって、NPO法人Save the Asian Monuments(略称 S・A・M )を設立し、微力ながら、アジアの文化紹介や博物館の支援活動を行ってきました。それだけに、昨今の西アジアの文化遺産破壊の現状を目の当たりにしては、強い危機感を抱かずにはおられません。
 そこでこの度、S・A・Mは、思いを同じくする専門家の方々との情報を共有すべく、フォーラムを開くことを企画いたしました。今、イラクやシリアで何が起きているのか。西アジアの人々はどんな暮らしをし、どんな文化を築いてきたのか。また、この地域の観光はどうなっているのか。そして、私たち日本人に何ができるのか。一緒に考えてみませんか。

     【主催】NPO法人Save the Asian Monuments
     【日時】2015年12月26日 13:00~15:00
     【場所】東京 市ヶ谷 JICA地球ひろば国際会議場(100名収容)
     【参加費】無料(カンパを募集いたします)