ヴァン州副知事との会談

7月12日、ヴァン州政府メフメッド・ユゼール副知事と会いました。「2011年10月26日のヴァン州における東トルコ地震で、1メートル前後の降雪の中、余震が続き犠牲者が出たにもかかわらず、救援活動のために来てくれた日本の方々に感謝を申し上げたい」と言いました。

トルコ・ヴァン州はイスタンブールから東1500キロ。西のシルクロード、東西文化の交差点、そしてアララト山系の豪雪地帯として知られています。震災から2年が経とうとしていますが、一年のうち、半年以上が積雪のため、まだ復旧作業が続いている箇所を見かけます。

2014年を東トルコ観光年と目指すヴァン州は5つ星クラスのリゾートホテルの建設、観光インフラの整備を急ピッチで進めています。同時に、国際スポーツイベントを開催して国内外から呼び込もうと、例えば、スキー大会、ウォーターアクロバット大会、ラフティング大会などの企画も始めているようです。

ヴァン州博物館に関しては、ヴァン城下の敷地内に新しい博物館を建設中。来年のオープンを目指しています。ここでは西のシルクロード、アナトリア文明の展示品を紹介する博物館所蔵展示パヴィリオンと世界の博物館が展示品を紹介する企画展示パヴィリオンを設け、特に、企画展示パヴィリオンは東トルコ震災で協力してもらった国の企画展示を優先的に開催しようと考えていると述べました。

この震災で救援をした日本に対して、「もし日本の山間部で震災を経験し、我々と共感できる所があれば、少なくても県、市レベルでも、交流できればうれしい」と副知事は言いました。

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